ほうれん草の茹で方、下ごしらえ(2)

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ほうれん草の茹で方、ざっくり編です。
おひたしにしたり、そのまま添えたり、たまごで巻いたりするときは丁寧バージョンをお勧めします。
今回はごま和えやおかか和え、白和えなどにぴったりなざっくり編です。
もう和えてしまうからきれいに整っていなくてもよいし、泥などもきれいに落ちてくれるし、ささっと下ごしらえができるのでよくやります。
ほうれん草にはシュウ酸という成分が含まれていて、それがえぐみの原因となります。
茹でてあく抜きをすることでシュウ酸が水に溶け出します。
結石の症状がある方はこのひと手間でシュウ酸摂取量を減らすことができます。
また、根元の紫の部分にも栄養があるため捨てずに使いたいです。
根元に切り込みを入れるのは土や泥を丁寧に落とすだけでなく、火が通りやすくするためでもあります。
さて、切ってから茹でると栄養素がなくなってしまうのではないかと思います。
ビタミンには水に溶けやすく熱に弱い性質の水溶性のものと油脂に溶けやすく熱に強い脂溶性のものとがあります。
ほうれん草に多く含まれる栄養素のうちビタミンA(β-カロテン)、ビタミンEは脂溶性、ビタミンCは水溶性です。
(※β-カロテンが体内で吸収されビタミンAになります。)
切って茹でたことでビタミンCが少なくなってしまってもほかで補うことができればいいいし、炒め物やごま和え、ナムルなど油脂と一緒に摂ることで効率よくビタミンA(β-カロテン)をたくさん摂ることができればそれでいいかなと、私は割り切ってしまっています。
ざくざく切ってしっかり洗ったらさっと茹でる
1.根元を中心にさっと水洗いしたら5cmほどに切っていきます。根元は十字に切ります。
2.大きめのボウルに水をはり、切ったほうれん草の根元を先に入れてざぶざぶ洗います。
次に葉の部分も入れて洗い、土地や泥を落とします。しっかり洗ったら水を切っておきます。
3.鍋に水をはり、沸騰したら塩を小さじ1を入れ、ほうれん草をどさっと入れます。
4.菜箸などで少しだけ混ぜて、20秒から30秒ほどしたらざるにあげて冷水にひたします。
5.しっかりしぼったら完成です。
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