ひじき入り鶏つくね

   

ひじき入り鶏のつくね

© 2016 キッチンわさび

今回はこどもたちの大好きな鶏のつくねにひじきを入れてみました。

レシピの前に、少しだけ。

鉄分が多いイメージのひじきですが、日本食品標準成分表2015年版に準拠した食品成分表を見てみると思ったより多くない・・・。
そう、昨年の食品成分表の改訂で見直しされた食品のひとつなのです。

日本食品標準成分表2010に準拠した食品成分表と比べてみました。
可食部100gあたり、ほしひじきは55.0mgだったものが、
ステンレス釜で煮熟後乾燥した「ステンレス釜 乾」が6.2mg、それを水でもどして茹でた「ステンレス釜 ゆで」が0.3mg。
鉄釜で煮熟後乾燥した「鉄釜 乾」が58.2mg、それを水でもどして茹でた「鉄釜 ゆで」が2.7mg。
だいぶ違います。

ひじきの加工方法は主に収穫したひじきを乾燥させたあとに蒸煮する伊勢製法と、収穫後に蒸煮か煮熟する房州製法があります。
ひじきに含まれる鉄が見直しによってぐっと減ったのはひじきを加工するその過程で使用する釜が鉄製からがステンレス製に変わったからのようです。

でも、ひじきにはカルシウムも食物繊維もたくさん含まれています。
鉄は小松菜やほうれん草にも含まれているのでそれらで摂ればよいので、バランスよく食べることを楽しみたいと思います。

参考文献:
大修館書店「食品解説つき 新ビジュアル 食品成分表 新訂版」
女子栄養大学出版部「七訂 食品成分表 2016」

さて、ひじき入り鶏のつくねのレシピです。
ひじきを入れなければ美味しい普通の鶏つくねになるのでぜひ試してみてください。

材料(14個分)

鶏ひき肉 - 250g
長ネギ - 1本
乾燥ひじき - 10g(戻したら80gでした)
片栗粉 - 大さじ1
卵 - 1個
★醤油 - 大さじ1
★酒 - 大さじ1
★みりん - 大さじ1
★砂糖 - 大さじ1/2
サラダ油 - 大さじ1

つくりかた

  1. 乾燥ひじきは水でもどしたあと水をよく切る
  2. 長ネギはみじん切りにする。
  3. 鶏ひき肉に1と2、卵と片栗粉を入れよく混ぜ合わせる。
  4. ハンバーグのように小さくまるめる。
  5. フライパンにサラダ油を熱し、4を並べる。
  6. 焼き色がついたら返し、蓋をして5分ほど焼く。
  7. 焼き色がついて火が通ったら混ぜ合わせておいた★を入れ、とろみがついてたれがからんだら完成。

ポイント

  • 3のあと一度手を洗って、手に水をつけてから丸めるとくっつきにくくきれいに丸まります。

 

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